OPEN MIND

hyperMILL® PROBING

hyperMILL® PROBINGは、機上プロービングに最適なCAMソリューションです。加工全体にかかる時間を削減すると同時に、部品の精度をより確実なものとします。

製造プロセスの信頼性を高めるためには、CAMプログラマーとマシンオペレーター間で有効に機能する適切なインターフェースが必要不可欠です。 しかし不適切なクランピング、不正確な素材形状、マシンオペレーターの段取りミスなど、そこには現場で対処しなければならない数多くの課題があります。 それらを手作業でクリアしていくことにより生じる加工機のダウンタイムは、その稼働率を低下させる大きな原因となります。 hyperMILL® PROBING による機上プロービングは、それらの問題を効率的に克服します。

プロービング動画

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制御装置:Heidenhain社製
制御装置:FANUC社製
制御装置:Heidenhain社製
制御装置:FANUC社製
 

プロービングによるメリット

  • 計測プロセスの完全統合がもたらす高効率性
  • 加工全体にかかる時間の短縮
  • 精度保証プロセスの高速化
  • 加工ミスの削減
  • 信頼性の向上

加工前 - ワーク配置

OPEN MINDは、機械加工プロセス全体を見据えた計測ソリューションを開発しました。このシステムはタッチプローブシステムに よる加工原点の設定や、ワークの完璧な位置合わせを行うための段取りから始まります。

ストックの確認
素材はその切断面や鋳造・溶接などによるバラつきがあるため、加工前にその正確な寸法を確 認しなければなりません。

クランプの確認
プローブを介して、口金の位置やクランプ状態を確認できます。

ワーク配置の確認 | プロービング | camソフトウェア –

ワーク配置

原点の定義(回転軸側):素材に対してプロービングを行い、各軸方向を正確に調整できます。これにより正確な座標が定 義され、加工ミスの削減に繋がります。
原点の定義(配置位置):ワークの加工原点を迅速かつ正確に定義でき、その情報は加工機側制御装置にフィードバックできます。

原点の定義 | プロービング | camソフトウェア –

加工途中 - 計測と調整

ワークが最適な状態でクランプされた上で、ストックの寸法を確認します。一例として、加工途中でのインプロセス計測を行うことにより、荒加工または中仕上げ後に寸法精度の誤差が認められた場合、手遅れになる前に製造エラーを検出して対処策を講じることができます。

アクティブプロセスコントロール(工程内制御)

工具寸法とその摩耗量の測定が不正確だと、エラーや加工誤差が発生することがよくあります。hyperMILL® PROBINGのアクティブプロセスコントロールにより、これらのエラーを排除できます。荒加工または中仕上げの後に計測が実行され、得られた数値情報は加工機側制御装置に転送されます。誤差が発生している場合には、後続の工程内で自動的に補正されます。誤差が許容範囲を超えてしまった場合には、プログラムの実行を停止することもできます。

アクティブプロセスコントロール(工程内制御) | プロービング | camソフトウェア –

加工完了後 - 品質管理

加工されたワークが機械から取り出される前 に元の段取りのままで計測が実行されます。 完成したワークの実寸値は、CADジオメトリ上 での狙い値と比較されます。タッチプローブの サポートにより、あらゆる寸法を工作機械上で 確実に測定できます。 こういった初期段階に おける品質検査を実施することにより、後から 専用の測定機での計測を行った場合に露呈 するトラブルを未然に防ぐことができます。 ま た、誤差修正のために追加工が必要となる場 合にも、ワークの再段取りの必要がなくなりま す。 これにより、サイクルタイムが短縮される だけでなく、品質の一貫性も保証されます。

完成品計測

工作機械上でダイレクトに測定を実施し品質 保証を行うことには多くの利点があります。 測定結果は加工機側制御装置に自動的に転 送されます。 これにより、プロセス内の効率 が大幅に向上し、サイクルタイムが短縮され ます。

完成品計測 | プロービング | camソフトウェア –

3Dプロービング

ハイライトの1つは “3D プロービング” 機能で、これにより自由曲面上のポイント計測も可能です。 5軸加工機での割出動作を伴ってプロービングが実行されます。

 

3dプロービング | プロービング | camソフトウェア –

測定ポイントの確認

測定ポイントを hyperMILL 上に読み込み、測定結果を確認してログを取れるようになりました。どの測定ポイントが許容範囲内にあるか、または許容範囲外にあるかは、3Dモデル上でも、「測定値」パネル上でも一目でわかります。切削加工後の精度不良、工具の摩耗、偏差/傾向を分析し、CAD 側と CAM 側で同時に補正するのに役立ちます。これは、時間の節約、セキュリティの確保、品質の向上につながります。また、この機能は hyperMILL SHOP Viewer上でも使用可能です。さらに、測定結果を hyperMILL BEST FIT と組み合わせることで、実際のワークの取り付け状態に合わせてNCデータをシフトさせることもできます。

メリット: 品質とプロセス制御の向上。

hyperMILL VIRTUAL Machining ポストプロセッサーが必要。対応制御装置については要確認。

プロービングに関する詳細、

どの加工機メーカーの制御装置がサポートされているか等のご質問は、
お近くの OPEN MIND もしくは正規代理店までお問い合わせください。

hyperMILL® PROBINGの特徴

  • すべてのプロービング動作はプロービング制御用のNCデータに変換されます
  • いずれの手法も、標準的な切削加工と同じように簡単にプログラミングが可能
  • 3軸加工機でのプロービングおよび5軸加工機での割出動作を伴うプロービングをサポート
  • タッチプローブのすべての動作における干渉をチェック
  • 有益なプロセスコントロール:各製品形状の測定データ を簡単に生成し、加工機側の制御装置上で確認が可能

プロービング手法※

  • 穴補正プロービング
  • エッジ補正プロービング
  • 長方形プロービング
  • 円形プロービング
  • スロット-リブ・プロービング
  • 軸指定プロービング
  • 3Dプロービング

※制御装置の仕様により、利用できる機能が制限されることがあります

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